奥三河の花祭関連の資料


中村茂子 著
「奥三河の花祭り」
−明治以後の変遷と継承−

岩田書院
2003(平成15)年

特に明治以降の花祭りの変遷について、いままでになかった切り口で、花祭りの継承について書かれている。

第1章:早川孝太郎が「花祭り」に記した明治維新の変革/第2章:東栄町の花祭り/第3章:豊根村の花祭り/第4章:津具村の花祭り/第5章:富山村の祭りと芸能/第6章:明治維新の奥三河改革に尽力した人々/第7章:設楽町旧田口十か村の御堂山観音と白山神社
須藤功 著(文&写真)
「花祭りのむら」

福音館書店
2000(平成11)年

民俗学写真家として長らく通われた花祭りのことをエッセイ風にまとめられています。
月へ 昭和三十八(1963)年/山の祭り 昭和四十二(1967)年/東京の少年 昭和五十七(1982)年
味岡伸太郎 著
写真 山本宏務
「神々の里の形」
愛知県北設楽郡東栄町古戸の花祭りより

グラフィック社
2000(平成11)年

古戸の花祭りを中心に、各種切り草、御幣、ざぜち、装束、面、諸行事に至るまで詳しく書かれたもの。興味深いのは切り草等の切り方や舞の動きの図が分かりやすく示されている。
愛知大学綜合郷土研究所 編
「花祭論」

岩田書院
1997(平成9)年

愛知大学綜合郷土研究所(所長:藤田佳久)が1995(平成7)年に行ったシンポジウム「花祭論」の報告書。

失われた祭りからみた花祭り(山崎一司)/舞からみた花祭り(井上隆弘)/中世芸能からみた花祭り(山路興造)/どう伝えるか花祭り(古川覚治)/質疑応答/シンポジウム参加記/「花祭論」をめぐって(藤田佳久)
鈴木道子 著
「奥三河・花祭と神楽」
神の詞・人の声

東京書籍
1989(平成元)年

花祭の中でも主に詞章について大変細かい分析をされている。
早川孝太郎
「花祭」

国書刊行会
1988(昭和63)年
(原本:岡書院 昭和5年)

言わずと知れた早川孝太郎の大著「花祭」。前編、後編からなる。
芳賀日出男 著
民俗写真集
「花祭り」
−フォークロアの眼9−

国書刊行会
1977(昭和52)年

写真家・芳賀日出男氏のよく知られた写真集。最早見られなくなった花宿での祭りの様子も分かる。また後藤淑博士の「花祭りの歴史」が掲載。