第6日目:富良野出発、小樽からフェリー乗船、第7日目:新潟から帰宅
1994年8月12日(金)〜13日(土)

8月12日(金)
富良野を出る
4:00a.m.頃起床。今日は小樽からフェリーに乗るため、5:00a.m.には富良野を出なければならないので、朝早起きを…。すると、出発前にメロンを切
◆北海道新聞◆
1994年(平成6年)8月12日
っていただく。ぜいたくに、何と1/2個。十分おいしかった。
さて、コンサートに散策に…と楽しんだ富良野。久しぶりにあったISO-Chanをはじめとし、いろんな人たちと出会い、そしてお別れです。北海道は遠いので、そう何回も来られることはない。ISO-Chanとも、次に会えるのはいつか分からない。やっぱり、お別れのときはさみしいものだ。ISO-Chanとご家族に見送られ、5:04a.m.に出発します。
 
途中、若松町のセブンイレブンに寄って新聞を買います。何でも、コンサートが記事になったのだそうです。自分が新聞に載るのは初めてかな?
しかも「長野県在住の胡弓奏者」だって…恥ずかしいやら、楽しいやら。思わず笑ってしまいました。

さて、6:13a.m.には滝川I.C.まで行けました。とにかく、小樽に9:00p.m.には着きたいのです。天気は曇り、ところにより雨。帰路に雨が降られるというのは、疲れをかき立て、またさみしい感じさえおこしてしまいます。カーラジオで「榎さんの『おはようさn』」を聴きながら、進んでいきます。
とにかくブンブン飛ばしたためか、7:20a.m.には札幌市内にかかります。

結局、小樽へは7:51a.m.には着いてしまいました。まあ、早かったけど早速受付を済ませます。
ふと外を見ると、「新日本海フェリー」」5階に温泉があることに気付きます。時間もあることなので、朝から一風呂!朝の小樽港を見下ろす、とてもいいロケーション。朝からご機嫌でした。それにしても港ターミナルに温泉があるとはネ〜。

乗 船
さて乗船。これから約18時間の船旅で、新潟港まで乗ることになります。長い気もするけど、その前にまず「寝場所」を確保せねば!2等の和室ということで、1人あたりにまくらと毛布が当てられますが、そのスペースは広くはありません。まあ、しょうがない。いつでも寝られるような準備ができました。
 
さて、船内をうろつきます。船内の売店は、案外充実していました。北海道らしく「カニめし弁当」と、新潟らしく「菊水」ふなぐち缶を購入。下船は翌日なので、今日は、1人でも飲めるぞ(笑)
この5日間、ずっと運転しっぱなしであったので、フェリーではぼんやりしていこうと思います。海がよく見える場所に腰掛けて、ぼ〜っと海を眺めたり、この「旅行記」を書いてみたり、眠くなったら眠ったり…。いろいろすることもなく気ままに過ごしていきました。
2:00p.m.からは風呂にも入れるのだという。船の風呂とはどんなもんだろ?と、早速入浴。これが、同じようなことを考えた人々が多かったのか、結構混んでいました。
 
天気はだんだん曇り。割合揺れも大きく感じ、少々船酔い加減になってきました…。
 
何とか夕食時に。疲れがたまっていたせいか?昼間から酒を飲んだせいか?どうも調子がイマイチ?まあ気を取り直してレストランへ。
バイキング式で、メニューはよかった。刺身もおいしそう!ニシンの焼き魚もいいな〜!ビールもお決まりだし、ご飯も…っと、豪華にとってしまった。そして食べ始めたのですが、たしかに味はいいのだ、やはり
気分が悪くなってきた。揺れるのと疲れからなのでしょうか、ビールを残し、刺身は食べたものの、焼き魚もそこそこに残してしまいました。酒を止めて、ウーロン茶買って、ぐれぐれしてから、10:00p.m.頃、寝ることにしました。

8月13日(土)
下 船
朝、4:00a.m.に目が覚めます。灯りもつくし、まわりの人たちも起き出します。いろんな放送も入り、下船の準備に入ります。
甲板に出てみると、新潟港らしい風景が見え始めていました。しかし、なかなか着かないです(笑)。

自分も自動車に乗り込んだ。ようやく5:30a.m.には下船できました。

さて新潟港から新潟市街地へ。土曜日とはいえ、もうお盆シーズン。眠いけれど、6:00a.m.過ぎて、道路が混んでも嫌だなと思い、とにかく高速へ乗ろう!と、北陸道・新潟亀田I.C.から入ります。
黒埼P.A.で、仮眠。8:00a.m.過ぎて、「日本全国8時です」を聴きながら、北陸道を南下します。
途中、米山I.C.で下りて、上越時代に出かけていた「フィッシャーマンズケープ」「魚の三十三間堂」などに立ち寄ります。

さて、下りてしまったので、どうやって帰ろうかな?と、国道8号線を下り、柿崎町から山手に進み、上越市街地を迂回して、新井市方面へ行きます。新潟特有の水田と村落とが交互にあらわれる風景を通り抜けていきます。
 
ようやく新井市街地へ出て、国道18号線に出ます。再び、疲れも出てきたし、日差しは強いし、もう一休み!赤倉温泉「滝の湯」という露天風呂に行きます。1,000円!?場所も高いが、料金も高い…と思ったが、せっかくなので入ります(
※当時。現在は800円)。しかし、硫黄臭のただよう温泉らしい温泉。暑い8月でも、高原の露天風呂は最高でした。
 
時間はもうお昼時。腹も減ったし、JR信越本線妙高高原駅前の、そば屋「加藤」へ行くことにしました。
ここは通ったな…。上越時代にはよく通りかかっては、寄っていました。3年ぶりに入りました。幾分改装されていたが、雰囲気はほぼ昔のまま。お決まりの「大盛りそば」。安い上に、なつかしい味。薬味に出されるアサツキも昔のまま。こういう店はうれしいね。
 
さて、カーラジオは新潟放送・BSNから、信越放送・SBCへ。交通情報によると、信越県境の信濃町が混雑しているとのこと。そこで、行きと同じく古海〜野尻湖周遊道路〜古間まわりで国道へ。そして牟礼村から北国街道沿いに進んで、順調に長野市街地へ。ここも混むが、あえてなつかしい旧道を通りながら上田まで。自宅へ着いたのは3:02p.m.。新潟港からは265kmのドライブでした。