<長野県飯田市大瀬木>
【幹周】 約6m 【樹高】 ?m 【樹齢】 ?年 
 大平街道は、飯田藩によって整備された、中山道と三州街道(伊那街道)を結ぶ山間の街道です。山中には「大平宿」が置かれ、交通の要所でしたが、飯田線開通や国道建設によって、大平街道も衰退、昭和45年には大平宿の住民が集団移住し、廃村となりました。その大平宿から木曽方面へ進むと、かつて木地師の住居があった「盆小屋」という場所があり、そこに何とも異形のカツラの木があります。何本かの幹や枝が複雑に絡む姿は何とも神秘的です。根元にはかつて祀られていたと思われる祠が倒れていました。

【2013.8.8.撮影】