<長野県千曲市稲荷山>
【幹周】 約5.5m 【樹高】 約55m 【樹齢】 約300年以上
 千曲市稲荷山は千曲川左岸に位置し、善光寺西街道の宿場、北信濃随一の商都として栄えた場所です。浄土宗の極楽寺は鎌倉時代開創の古刹で、もとは別な場所にありましたが、上杉景勝の稲荷山築城により、鬼門除けとして、現在の場所に移りました。何回か千曲川洪水のために流失がありましたが、境内の鐘楼のみは免れたといいます。その脇にこの大欅が立っています。幹周は5mほどですが、根がかなり広がり、太さを感じます。筋が見えますので融合木でしょうか。稲荷山のシンボル的な大木です。

 
【2014.6.26.撮影】