<福井県勝山市平泉寺町>
【幹周】 約5m 【樹高】 約28m 【樹齢】 約600年 
 平泉寺は白山信仰の越前側の拠点で、泰澄大師が開山しました.。平泉寺町は、その宗教集落ともいえ、現在でも白山神社を中心に遺構の発掘調査が進められているとのことです。「日本の道百選」に選定された“菩提林石畳道”は、古い杉が立ち並び、白山中宮平泉寺への古い参道です。これは信仰登山への道・禅定道へとつながり、地元では「菩提林」と呼んできました。中でも白山神社からかなり下り、越前勝山城近くの「白山国立公園」と書かれた石標付近のスギが目を見張ります。北陸らしい荒々しい感じの幹のスギの姿は、雪深い当地域の厳しい自然にも耐えてきた古木なのではないでしょうか。

 
【2013.8.3.撮影】