<三重県伊勢市豊川町>
 【幹周】 約9m 【樹高】 約10m 【樹齢】 約900年 
 一生に一度は参りたいと、全国から参詣者を集めた伊勢神宮は、日本のまほろばです。大きく2つの神域があり、JR伊勢市駅にほど近い場所、高倉山の麓に鎮座する「豊受大神宮」は、衣食住、広く産業の守護神である豊受大御神をお祀りし、古くから「内宮」に対して「外宮」と並び称されています。このクスノキの古木は、外宮表参道の第一鳥居右手にあります。平安時代、平清盛が勅使として外宮に参向したとき、この木の枝が冠に触れたために、西側の枝を切らせたという伝承があります。昭和34(1959)年の伊勢湾台風で、株が2本に分かれてしまったそうです。

   
【2013.8.27.撮影】