<長野県下伊那郡阿智村園原>
【幹周】 約8.1m 【樹高】 約19m 【樹齢】 約300年以上 
 阿智村園原は現在は中央道・恵那山トンネル付近ですが、かつて古代には、都と東国を結んだ「東山道」が通っていたところ。その神坂神社境内は歴史ロマンにあふれ、万葉集の防人の歌として知られる ちはやふる神の御坂に幣奉り 斎ふ命は母父が為 の歌碑が万葉仮名で記されています。またヤマトタケルノミコトの腰掛けたという石もあります。そしてヤマトタケルノミコトがお植えになったという伝説の杉が、この日本杉です。もとは2本あったそうですが、明治25年の暴風雨で倒れてしまったそうです。幹の樹皮ははがれた感じで、何とも異様な雰囲気を漂わせるスギです。

【2013.6.18.撮影】