(静の桜 大塩のいぬ桜)
<長野県大町市美麻大塩薬師堂>
【幹周】 約8m 【樹高】 約40m 【樹齢】 約1,000年? 
 大町市に合併された旧・美麻村大塩にあるイヌザクラの古木。あたりは静かな山里ですが、源義経の愛妾で知られる静御前が、この地を通ったとき、突いていた杖をさしたものが根付いたという伝承があります。そこから、この地を公園として整備し、「静の桜公園」となっています。ゴツゴツとした肌は、古木の風格がただよいます。イヌザクラとは普通の桜とは異なる小さい花を咲かすのだそうです。わたくしが通りかかったのは秋の夕暮れでしたので、何とも神秘的なオブジェのような姿に感じました。

【2011.10.27.撮影】