(西生寺の大イチョウ)
<新潟県長岡市寺泊野積>
【幹周】 約11.5m 【樹高】 約28m 【樹齢】 約800年 
 新潟県長岡市に合併となった寺泊町は、日本海沿岸の港町として栄えました。信仰の山・弥彦山へ向かう途中の山中に、真言宗の古刹・海雲山滝泉院西生寺(さいしょうじ)があります。ここは弘智法印上人の即身仏(=ミイラ)で知られています。その即身仏が安置されている弘智堂の右脇に、この大イチョウが立っています。伝説では、越後流罪となった親鸞上人が、ここ西生寺にお参りになったといい、その時に杖を地面に挿したところ、それが根付いたといいます。気根が下がっていますが、それを煎じて飲むと霊験があるという伝説があります。

【2009.11.1.撮影】