<岐阜県郡上市和良町宮地>
【幹周】 約5.7m 【樹高】 約33m 【樹齢】 約300年
 郡上市和良町は和良街道沿いの山間の盆地。国道256号線を行くと、山手の方に戸隠神社があります。もとは九頭宮(くずのみや)と呼ばれていたといいます。また、神社の裏には、天岩戸伝説でアマテラスオオミカミがお隠れになった岩戸をタヂカラオノミコトが投げた時の岩戸のかけらという「重ね岩」があります。九頭龍権現を祀る信州戸隠との関係がありそうです。その鳥居に至る道沿いに、この立派なスギがあります。この地の地頭・橘頼綱のお手植えの杉という伝説があります。また、参道の両側に植えられたのが東側の1本が枯れてしまったともいいます。大きな円錐形に見える、姿のいいスギです。

【2009.8.12.撮影】