<富山県魚津市坪野>
【幹周】 約3m 【樹高】 約15m 【樹齢】 約400年 
 魚津市坪野の集落の北側の山中にあります。「つなぎがや」とは、ある年は葉の表面が上を向き、次の年は又表面が下になるといい、表裏が反転し、繋いだように見えるためにこう呼ばれています。伝承では、昔親鸞上人がこの地を訪ねたといきに植えられたものとといい、霊木として大切にされてきました。江戸時代には加賀藩の儀式用に「かやの実」3斗の上納の義務があったそうです。かつては15mもあったといいますが、現在は主幹も折れ、元気がなさげに見えます。しかし大事に保護され、周囲には柵が設けられ、近くには入れないようになっていました。

【2017.03.12.撮影】