<長野県上田市前山>
甲子大祭(塩野神社)/60年に一度
<三頭獅子>
日月をあしらった大団扇をもった烏天狗の先導によって、雄一頭、雌二頭の三頭による獅子が舞います。他地区では鼻高面の天狗が多いですが、この烏天狗は珍しいと思います。獅子は山鳥の羽根を立て、縦縞の下がり、腰には小さな太鼓を着けて舞います。角は雄が2本、雌が1本です。演目は当地域に多い、雌獅子隠しがメインです。
(2014年5月11日 甲子中間祭/塩野神社) |
<簓踊>
獅子の後に登場します。踊り子は二重の円をつくって、獅子と烏天狗が立つ円心を中心として踊ります。簓は「スリザサラ」で、道行や入退場は柄を打ちながら歩き、舞になると持ち替えて、摺り合わせる振りになります。伴奏は笛と太鼓。古風な雰囲気の「簓唄」が歌われます。獅子とは独立していますが、獅子舞の演目の一部として伝承されています。
(2014年5月11日 甲子中間祭/塩野神社) |
わたくしが初めて見たのが昭和59年(1984年)の甲子大祭。その後、30年後となる平成26年(2014年)には、60年の中間の祭りとして「甲子中間祭」として開催されたときに、演じられました。なかなk演じられる機会の少ない芸能です。