<長野県上田市高梨> 高梨諏訪
神社祇園祭   7月第4日曜日 
13:00〜行列出発/13:30〜神事/14:00〜獅子舞/14:30〜ささら

<行列>
<三頭獅子>
<ささら>
(2008年7月27日・高梨諏訪神社)

上田市から松本市へ向かう三才山トンネルへ向かうところにある名湯・鹿教湯温泉。地区内を流れる内村川をはさんだ左岸に位置する西内・高梨の鎮守・諏訪神社の祇園祭に三頭獅子とささらが奉納されます。かつて7月27日であった祭日は現在は第4日曜日。鹿教湯交流センターから、祇園囃子を奏しながら行列を組んで進み、神社を目指します。到着すると神事が執行され、終了後、階下の拝殿内で、本殿に相対するように三頭獅子が舞われます。獅子は一番獅子、二番獅子、三番獅子の役に分かれます。楽器は篠笛数人と、大拍子系の締太鼓が一人、長い撥で奏します。腰を大きくかがめる仕草が農作業を表すといい、田の草獅子と呼ばれます。依田窪、立科付近の幣追役がなく、むしろ上田市塩田や川西地区(別所、保野、室賀等)の雌獅子狂い系に属するように考えられます。獅子が終わると、ささらになります。これは誕生したばかりの幼子を抱え、手に七夕飾りを持った保護者が拝殿に上がり、神官の先導、三頭獅子とともに拝殿内を3回廻ります。この際、塩田地区の「簓踊」と同様の唄が歌われ、無病息災を祈ります。