富山県氷見市飯久保／天満宮／４月第２土曜日

氷見市は富山県西部、石川県に接する海沿いの町。獅子舞の多い富山県でも特に数多くの伝承があり、１１０ヶ所を越えるといいます。まさに「獅子の里」です。それぞれ独自の形式をもっていますが、基本的に胴幕に何人かの人が入る「百足獅子」、シシトリは採り物によって激しく舞う天狗というスタイルが「氷見獅子」と呼ばれます。氷見から各地へ伝承していって、広まっていったようです。

寺飯久保地区は氷見市でも高岡市に近い南部の地区です。４月第２土曜日の村社・天満宮の春季祭礼に、寺飯久保青年団によって舞われ、地区内を廻っていきます。大振りの頭に獅子、元気な天狗によって演舞されます。2009年に訪ねたとき、「獅子殺し」は翌日の昼過ぎに区長宅で行われました。道化が出たり、獅子が横たわったときに仏具が出されたりと、パフォーマンスたっぷりでした。

２００９年４月１１日、氷見市飯久保地区内