伊勢音頭 歌詞
<関東節>

○伊勢はナー津で持つ 津は伊勢で持つ (ア ヨーイヨイ) 尾張名古屋は ヤンレ 城で持つ
<ヤートコセーヨイヤナ アリャリャ コレワイナー コノナンデモセー>
 ※ 以下、歌い方、唄ばやし同じ


<正調伊勢音頭(さわぎ)>

○伊勢はナー津で持つ 津は伊勢で持つ (ア ヨイヨイ) 尾張名古屋は 城で持つ
<弥長世 恰弥成 安楽楽 是者伊勢 コノ善所伊勢(ヤートコセーノ ヨイヤナ アララ コレワイセ コノヨイトコイセー)>
 
※ 以下、歌い方、唄ばやし同じ

○伊勢路なつかし ご先祖さんが 呼んでいるよな 春の風

○お伊勢参りに 朝熊(あさま)をかけよ 朝熊かけねば 片参宮

○伊勢の旅路に うれしいものは 道の眺めと 伊勢音頭

○お伊勢音頭に心も浮いた わしも踊ろか 輪の中で

○お伊勢参りに 扇を拾うた 扇目出度や 末繁昌


○伊勢へ七度 熊野へ三度 愛宕様へは 月参り

○伊勢へ伊勢へと 萱の穂もなびく 伊勢は茅葺き 柿葺き

○わしが国さは お伊勢が遠い お伊勢恋しや 参りたや

○お伊勢よいとこ 菜の花続き 唄も懐かし 伊勢音頭

○帯に短し 襷に長し お伊勢参りの 笠の紐

○馬は豆好き 馬子酒が好き 乗せたお客は 唄が好き

○伊勢の豊久野(とよくの) 銭懸け松は 今は枯れても 名は残る

○お伊勢戻りに この子が出来て お名をつけましょ 伊勢松と

○伊勢に行きたい 伊勢路が見たい せめて一生に一度でも

○目出度目出度の 若松様よ 枝も栄えて 葉も茂る


<古調伊勢音頭>

○伊勢はナー津で持つ 津は伊勢で持つ (ア ヨイヨイ) 尾張名古屋は ヤンレ 城で持つ
<コラコラ ヤートコセーノ ヨイヤナ アララ コレワイセ コノヨイトコイセー>
 ※ 以下、歌い方、唄ばやし同じ

○紅い灯のつく 新古市で 心惹かれた 伊勢音頭

○架けたケーブル 朝熊の山へ 通う心は 奥の院

○二八乙女の 手で焼き添えて 味も二見の 壺さざえ
扇の舞 歌詞
アーアアーヨーイナー
めでためでたの(ヨーイヨイ) 若松様よ(ア ヨーイセソーコセ) 枝もナー 栄えて ヨーイソレ葉もしげる
<弥長世 恰弥成 安楽楽 是者伊勢 コノ善所伊勢(ヤートコセーノ ヨイヤナ アララ コレワイセ コノヨイトコイセー)>

道中伊勢音頭 歌詞
アーアアーヨーイナー
伊勢は津で持つ(アヨーイヨイ) 津は伊勢で持つ (ア ヨーイセソーコセ) 尾張ナー 名古屋は ヨーイソレ城で持つ
<弥長世 恰弥成 安楽楽 是者伊勢 コノ善所伊勢(ヤートコセーノ ヨイヤナ アララ コレワイセ コノヨイトコイセー)>

アーアアーヨーイナー 伊勢に行きたい(アヨーイヨイ) 伊勢路が見たい(ア ヨーイセソーコセ)
 せめてナー 一生に ヨーイソレ一度でも

アーアアーヨーイナー 今年ゃ詣ろよ(アヨーイヨイ) お伊勢の宮へ
 花のナー 三月 ヨーイ皆さんよ 半ばごろ



<祝唄>
○アーアアーヨーイナー 西行法師は(アヨーイヨイ) お伊勢さん詣り(ア ヨーイセソーコセ) 
  何事のおわしますかは 知らねども  かたじけなさに 涙こぼるると
  詠んでナー 拝んで ヨーイ皆さんよ すすり泣き
                
○アーアアーヨーイナー 伊勢の松坂の(アヨーイヨイ) 本居様が(ア ヨーイセソーコセ) 
   敷島の大和心を 人問わば  朝日に匂う 山桜花と
   詠んだ御歌は ヨーイ皆さんよ 国の華




<別れの唄>
○アーアアーヨーイナー 明日はお立ちか(アヨーイヨイ) お名残惜しゅや(ア ヨーイセソーコセ)
  ア 六軒茶屋まで 送りましょ  六軒茶屋の曲がりとで  紅葉のような 手をついて 糸より細い 声を出し
    皆さんさよなら (ご機嫌よろしゅう) お静かに
  また来春も 来ておくれ  来春来るやら 来ないやら
    姐さんいるやら いないやら  これが別れの盃と  思えば涙が 先に立つ
    雨のナー 十日も ヨーイ御連中さんよ 降ればよい