野積杜氏酒造唄 | 歌詞 |
参考:「寺泊町史」・「越後酒造り唄の世界」(CD)歌詞カード | |
《洗場唄》 | |
○イヤー宵にヨーもとすり(アーコリャコリャ) エー夜中のこしき 朝の洗場が(アーコリャコリャ) エーホンニなきゃよかろ ※以下、掛け声同じ ○イヤー今朝のヨー寒さに エー洗場はどなた 可愛い殿御の エーホンニ声がする ○イヤーいとしヨー殿御の エー洗場の時は 水も湯となれ エーホンニ風吹くな <掛け声> ヤーどうだ兄弟 寒いじゃないか 給金前借り 晩げは夜逃げ 二階の窓から チョクシを頼むぞ ヨーイヨイ |
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《米とぎ唄》 | |
(アートゲトゲ) ○イヤ荒しナーヨー畑のヤ(アートゲトゲ)千茅(ちかや)と出逢うた イヤ俺もナーヨー負けまい(アートゲトゲ)アラ糸すすき ※以下、掛け声同じ ○イヤ若い衆ナーヨーとげとげヤ 東が白む イヤ館ナーヨー館にヤ アラ鳥が鳴く ○イヤ鳥がナーヨー鳴こともヤ 夜が明けよとも イヤ明けりゃナーヨー知らせのヤ アラ鐘が鳴る ○イヤ若い衆ナーヨーとげとげヤこれどき煙草 イヤ煙草ナーヨー吸わせるヤ アラ長々と <掛け声> チョイマカシテオナゲダヨ ヨーイヨイ |
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《もとすり唄》 | |
(アースレスレ) ○とろりとろりとヤーエ(アースレスレ)今するヨーサデもとはヨー 酒に造りてヤーエ (アースレスレ)江戸へ出すヨー ※以下、掛け声同じ ○江戸へ出すとはヤーエ その名はヨーサデ何とヨー 酒は剣菱ヤーエ 男山ヨー ○男山とはヤーエ どなたがヨーサデ付けたヨー 諸国諸大名がヤーエ 名を付けたヨー ○諸国諸大名のヤーエ生まれはヨーサデどちらヨー 出羽の庄内ヤーエ 鶴ヶ岡ヨー ○出羽の庄内ヤーエ 羽黒のヨーサデ鐘はヨー 撞いて放せばヤーエ 七日鳴るヨー ○しゃんか仕舞いかとヤーエ 先からヨーサデ待ちたヨー これでおしゃんかヤーエ お目出度いヨー ヨーイヨーイヨーイーガサーノ サーサ コレワイショーノ ショーッショ <掛け声> ハーグルチャン マワシテ オシャンハ ドーダイ ヨーオイヨイ |
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《仕込み唄》 | |
(櫂玉揃えてヨーイガサイサイ ヨーイガサイサイ) ○イヤ目出度ナー目出度のヤー(アーヨーイガサイサイ) この家の館 ヤレ黄金(こがね)ナー切り窓ヤー(アーヨーイガサイサイ)コレサ銭すだれ ※以下、掛け声同じ ○イヤ目出度ナー目出度の 若松様ヨー ヤレ枝もナー栄えるヤー コレサ葉も繁る ○イヤ目出度ナー目出度がヤー 三つ重なれば ヤレ鶴がナー御門にヤー コレサ巣をかけた ○イヤ鶴がナー御門にヤー 巣をかけおけば ヤレ亀がナー御庭にヤー コレサ舞い遊ぶ ○イヤ亀がナー御庭にヤー 何と言うて遊ぶ ヤレこの家ナー繁昌とヤー コレサ舞い遊ぶ ○イヤしゃんかナー仕舞いかとヤー 先から待ちた ヤレこれでナーおしゃんかヤー コレサお目出度い ヤラエンヤーラエー <掛け声> ヤー日光晴天 関東から風 お山は雪だよ 中へと降り込め アーラアラ ヨーイガサイサイ ヨーイガサイサイ 中突いてしゃんにしょ ヨーオイヨイ ※唄の途中の「アーヨーイガサイサイ」という掛け声は、適宜次のようなものも使われる。 「アー六尺そこのけ 桶屋が喜ぶ」 「アー銘酒だ 銘酒」 「アーこれこそ 銘酒」 |
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《二番櫂》 | |
(櫂玉揃えてヨーイガサイサイ ヨーイガサイサイ) ○イヤー今宵ナーイヤー館でヨ(アーヨイヨイ) 今突く留は イヤー酒にナーイヤー造りてヨ(アーコリャコリャ) アラ江戸へ出す ※以下、掛け声同じ ○イヤー今宵ナーイヤー神様ヨ 松尾の神は イヤー造りナーイヤーましますヨ アラ五万石 ○イヤー五万石ナーイヤーとるとはヨ 岡崎様の イヤー城のナーイヤー下までヨ アラ船が着く ○イヤー船がナーイヤー着くとはヨ 昔のことよ イヤー今じゃナーイヤ世が世でヨ アラ泥鰌が住む ○イヤー唄のナーイヤ仕舞いはヨ 何と言うて留める イヤー酒屋ナーイヤ繁昌とヨ アラ言うて留める アーヨーオイヨイ |
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