○飛騨の高山 高いと云えど(チョコチョイト) 山が高このうて 名が高い ※以下、唄ばやし同じ
○申し兄様(あんさま) 矢立が落ちる 矢立落ちねど 顔みたい
○古い出格子 大戸のつやに 飛騨の匠の 血が通う
○心やすやす 安川の 向こうに見ゆるは かじや橋
○川の柳が 祭りの音に 揺れて暮れゆく 曳き別れ
○飛騨の高山 お城の御番 勤めかねたよ 加賀の衆が
○坂田藤十郎や 島崎や さては 山下又四郎や
○川の七瀬のどんどの上を 踊り越すとや 若鮎が
○灘の中山 夕陽が落ちりゃ 浮かぶ墨絵の 国分寺
○腰をふたえに 海老坂を 上り詰めたの 嬉しさよ
○宮の八兵衛は 酒好きで 酒を三杯 嬶かえた
○嬶かえたは よけれども 酔いが醒めたら くやしかろ
○木曽で御岳 上州でみたけ 飛騨じゃ乗鞍 槍ヶ岳
○祈りますぞえ 八幡様へ 踊り七夜は 降らぬよに
○長い鳶口 だてには持たぬ 五寸丸太で 瀬を下る
○川の七瀬の どんどの上を 踊り越すとゃ 若鮎が
○上野平で 高山見れば 浅黄のれんが そよそよと
○浅黄のれんに 何屋とかいて 二人暮らすが いつじゃやら
○高い山でも 登れば下る わたしゃあなたに かたのぼり
○来いといわれて 行くその夜さの 足の軽さよ うれしさよ
○渡る中橋 逢瀬の二人 こいの宮川 月が出る
○川の柳が まつりの音に ゆれて暮れ行く ひき別れ
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