津軽じょんがら節 | 歌詞 |
津軽よされ節 | 歌詞 |
津軽おはら節 | 歌詞 |
○サーサ ダシタガヨイヤー ○マタモ ダシタガヨイヤー (各唄の冒頭にどちらかを歌う) ○アーりんごなる木も冬の日は 雪に埋もれて一休み やがて芽の出る時を待つ アー春は身軽に枝切られ くすりの化粧で若返り 年に一度の花が咲く アー花に無駄なく実を結び りんご可愛いとかけられて 袋の中にて夏を越す アー秋が来たかと顔出せば 色が付くつく赤々と 色より味は更によい 津軽りんごと オハラ名も高い ○アーお山晴れたよ朝霧晴れた 裾野桔梗は花盛り 谷の向こうで馬草刈る アー赤い頬被りひらひらと あの娘よい娘だどこの娘だ 草刈り上手で声がよい ホーハイ節がほろほろと アー今夜踊ろよ盆踊り 可愛いあの娘の手を取りて 踊り明かそよカオカオと 夜明け烏の オハラ鳴くまでも ○アー哀れ浮世の習いとて 人の運命(さだめ)は常ならず 栄華誇りし平家とて はかなき夢と滅びたり アー三日見ぬ間の桜花 月に影さす群雲や 小野小町の身の果ては 雪の野末で吹きさらす アー暗い夜空の流れ星 キラっと輝き消えていく 私の思いもあのように 燃えて短いひとときよ ほんに切ない オハラ 恋心 ○アーここにおいでの皆様方よ お顔見たさに遙々と 故郷の津軽を後にして 雨や嵐にさらされて アー幾年月の歌ごろも 疲れし声をば張り上げて 咲くも花なら散るも花 一枝あげよう咲かせてよ お聞きなされよ オハラ 末永く ○アー函館出て行きゃ大沼よ 遠く霞むは蝦夷が富士 森は静かに黄昏れて 夢に小樽の人恋し アーしばし休んだ定山渓 後に眺めて右左 行けば札幌よいところ 揺れるポプラの並木道 アー固い心も岩見沢 末は瀬となる滝川の 縁も浅いが深川よ 誉れ輝く旭川 響く声は オハラ 勇ましく ○アーわしとお前は津軽丸 盆の踊りが縁となる 好いて好かれて世帯持ち アー都離れて山住まい 竹の柱に笹の屋根 訪ねる人もなけれども アー朝夕野山に鳥の声 清く流れる谷川の 花も咲きます月も出る 草鞋履いても オハラ 共稼ぎ ○アー津軽リンゴと箱入り娘 荒い風にもあてぬ様に 顔出しゃ虫もつくからと 袋かけられ育てられ アー風にも日にもあたらねば 顔も青くて時を待つ 恋風さそう時期来れば 袋破って顔を出す アー風や太陽にあたる頃 程よく色気もついてきて 津軽娘の頬の様に 色もよければ味もよい 津軽リンゴと オハラ ほめられる ○アー春はうららな岩木山 山の麓は花霞 霞の中から唄の声 声は一節津軽節 アー夏は涼しい十三の湖(うみ) 秋は紅葉の十和田湖や 冬はスキーの阿闍羅山 一度来て見よおらが国 アー旅の鳥でも一休み りんご娘の唄声は 立つに立たれぬ青森の 波止場あたりが涙雨 津軽よいとこ オハラ 夢の国 ○アー山の頂き日が染めりゃ ふもとの里は紫に くれて流れる唄の声 津軽姉コの心意気 アーリンゴ作りの娘なら リンゴ作りの婿取って リンゴ畑で共稼ぎ これが津軽のお国柄 アー袖は筒袖紺がすり えくぼ隠した頬被り 黒い瞳が夢を見る 姉コ十九の女ぶり 誰に見せよか オハラ 薄化粧 ○アー春は桜の弘前城 夏は緑の岩木山 秋は十和田の紅葉狩り 冬は大鰐湯の香り アー津軽の富士のそよ風に 岩木の川のせせらぎに めぐみ豊かな山川の 情けに育つ津軽唄 アー唄の一筋三味の音に のせて女の心意気 思い通わすおはら節 津軽よいとこ オハラ 唄どころ ○アー春の乾いた野や山と 女心は燃えたがる 若い同士の山遊び 吸いがら一つが火事の元 アー爺さまと婆さまがさし向かい とかく炬燵は火事の元 嫁を睨める暇あらば 孫の火遊び止めなされ アー煙突掃除もほどほどに 焚き火は終えたらふたをする 家倉残らず灰にする 嫁の役目は務まらぬ 気をつけましょうよ オハラ 火の用心 ○アー岩木山からそよ吹く風は 匂う若葉の里越えて 今年も豊年つげる風 アー一夜泊まりが又一夜 花の弘前城下町 まねく湯の香は大鰐よ アー波にキラキラ七色花火 ねぶた囃子を遠くに聞いて そっと寄り添う影二つ 港青森 オハラ 恋の街 ○アー港青森出た汽車は 津軽新城通り越え 鶴ケ坂にて一休み トンネルくぐれば大釈迦よ アー浪岡 常盤 川部行き 黒石線に五能線 乗り換えいたせばすぐ発車 間もなく通って弘前よ アー弘前城下のあの岩木山 眺めて進めば石川よ 大鰐名産あじゃらもち 温泉伝えて世に響く アー黒石在は秋の頃 続くリンゴの紅園に 流れる乙女の国の唄 よされ じょんがら 小原節 碇ヶ関が オハラ 目に見える ○アー女に生まれたばっかりに 命も体も恋のため 今じゃ貴方に差し上げて 辛い思いもせにゃならぬ アー貴方と一緒になるときは か弱い私を抱きしめて 浮気せぬよと手を握り 固い約束したでしょう アー言うた言葉はどこへやら 今じゃ明け暮れ浮気して 出て行け暇をやるからと 責められ叩かれ死ぬ思い ほんに女は オハラ 弱いもの ○アー野越え山越え深山越え あの山越えれば紅葉山 紅葉の下には鹿がおる アー鹿がホロホロ泣いている なぜに鹿さん泣いている わしの泣くのは他じゃない アー遙か向こうの木の陰に 六尺余りの狩人が 五尺二寸の鉄砲担ぎ アー前に赤毛の犬を連れ 後ろに黒毛の犬連れて あれに撃たれて死んだなら アー死するこの身はいとわねど 後に残りし妻や子が どうして月日を送るやら 思えば涙が オハラ 先に出る ○アー津軽名物あの七不思議 世にも珍し不思議なことよ 西海岸は北金ケ沢 ここの名物銀杏の幹は アー幾星霜の今の世に 神のお授けお乳が出るよ 同じ郡の十三村は 夏冬通して雪囲い アー雨が降っても草履履き 北の郡の金木の町は 嘉瀬と金木の間の川コ 小石流れて 木の葉が沈む アーここの隣の長富堤 春秋変わらぬ浮島がござる 芦に節なし黄金芦 アー南津軽の猿賀村 猿賀神社の池の雑魚 何の罰やらめっこだにぼろだ アー同じ郡の越館の 大日如来の萩桂 萩か桂か見分けがつかぬ アー津軽富士の中腹に 黒坊の沼というところ 沼の周りはわずかに四五丁 アー沼の真中に浮島ありて 風の吹きよで西東 流れ歩く不思議島 一度来て見よ オハラ 四方の君 (高橋祐次郎 作詩) ○アーここにおいでの皆様よ 私の生まれは青森の 津軽育ちのうたうたい アー今日は東か明日は西 海山越える唄の旅 人の情けの嬉しさに アー三味が冴えれば太鼓が響く 負け手なるかと越え張り上げて 男勝負の見せどころ 意地と根性の オハラ 津軽節 <浪曲「壺坂霊験記」入り> ○アー夫の眼病治さんと 三七日の願掛ける 女房お里の真心を アー知るや知らずの沢市は 他に男のあるように 夜毎日毎のあて言葉 たまりかねてか女房は お前の眼病治さんと アー壺坂寺に願掛ける 私の心も知らずして 疑るお前がわしゃ憎い アー聞いた沢市今更に 己が心が恥ずかしく 見えぬ眼に涙して そんなら二人でお詣りと 「妻は夫をいたわりつ 夫は妻を慕いつつ 頃は六月仲の頃 夏とは言えど片田舎 木立の森もいと涼し 小田の早苗も青々と 蛙の鳴く声ここかしこ 聞くも涙の夫婦連れ ようよう登る壺坂山 この夜に限り雲一点あるでなし 名月や あさぎに銀の一ツ紋 置いたる如くさしこみし 葉越しの月を拝みつつ 壷坂山の狼谷」 アー夫婦の心が通じてか 嬉しや沢市眼が開いた 夢かと二人は喜んで 心にかかる雲もなく 空は晴れたよ朝ぼらけ 笑顔明るく オハラ 射す朝日 |
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津軽あいや節 | 歌詞 |
津軽三下り | 歌詞 |