○安久節なら 尻(しる)高うつぶれ 前は泥田(むただ)で オハラ深うござる (ヤッサ ヤッサ) ※ 以下唄ばやし同様
○武士も武士武士 安久武士は 都州島津の オハラ侍じゃ
○見れば琉球の お城のまわしは 尻をつぶらにゃ オハラ攻められぬ
○進め進めよ 我ら続け 城を落すは オハラ安久武士
○安久武士なら 脇差しゃいらぬ 精神(むね)の刃で オハラ敵を切る
○安久節なら(安久床取れ) 枕はいらぬ 互い違いの オハラ腕枕
○床の掛絵に 小梅と書いて あなた鶯 オハラ来て止まれ
○御息女(おごじょ)こらこら 簪が落ちた 持たぬ簪ゃ オハラ落ちはせぬ
○好いたお方に 酒さす時は 金の茶碗に オハラなみなみと
○武士といえども 強いが武士か 情けあるのが オハラ武士じゃもの
○船は船でも 島津の船は 丸に十の字の オハラ軍(いくさ)船
○様と暮らせば 唐芋も米よ 欠けた茶碗も オハラよか茶碗
○お方持ちゃはんか よか人が居(お)んど 仕事ゃ(しごちゃ)好かんとの オハラ朝寝ごろ
○お方しばし待て 手拭い(てのごい)が落ちた 持たん手拭いが オハラなぜ落ちた
○おはんはっちこか 太鼓(てこ)三味ゅかろて どこも日が照る オハラ天が下
○好いたそ様に 田の草取らせ 涼し風吹け オハラ空曇れ
<唄ばやし>
●ヤッサヤッサ コラ大根(でこん)のヤッサ 切らずにぬそかい 一刀両断気持ちよさ ヤッサヤッサ
●ヤッサヤッサ 川端石じゃが 起こせば蟹(がね)じゃ 蟹の生焼きゃ食傷の元じゃ ヤッサヤッサ
●ヤッサヤッサ お前さんの頃じゃ 気のよい頃じゃ 髪に火がつく 覚えん頃じゃ ヤッサヤッサ
●ヤッサヤッサ どっからからな 鹿児島からな つけもやらんこち よう来た様じゃ ヤッサヤッサ
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