(仮 称)
〜長野県松本市安曇稲核〜
 松本市街地から上高地乗鞍方面へ向かう国道158号線を進むと、右手にダムを見えるところに、稲核という集落があります。この集落の中ほどに「代録殿」という建物があり、その下に湧水があります。稲核菜で知られた場所で、菜を洗ったとみられる桶が置かれてました。かつて稲核は大内氏がいたといいますが、江戸時代初期に加賀藩・前田家に従う武士団がたどり着き、ここに暮らすことになります。養子に入ったところ姓を前田にしたため、稲核の大内姓は途絶えることになり、そのいわれを残し、大内氏を稲核の開祖として、この湧水の上に祀り、祭りを執り行ってきたそうです。