〜長野県飯田市座光寺〜
 飯田市座光寺はかつての伊那街道沿いに開けた集落です。奈良〜平安時代にかけて、古代東山道の伊那郡の役所・伊那郡衙(ぐんが)があり、木製の祭祀道具や木簡等や遺跡が発掘されているそうです。その段丘の途中あたりから湧水があったようです。その1つ・恒川(ごんがわ)湧水です。農業やお祭り、集会等に使われたそうです。昭和50年代までは、満水であったそうで、生活用水として使われていたそうです。石垣で組まれた湧水地には、水神の石碑、それを守るように古い祠や石造物が並びます。現在では湧水量がかなり減ってしまったようです。