〜新潟県阿賀野市山崎〜
 越後三清水と歌われる岩瀬の清水は、阿賀野市笹岡小学校の下に湧いています。今から800年ほど前の、長寛年間に、西国の浪人・岩瀬信四郎がこの地に住みつき、愛飲したといいます。後にこの名水を称えた水原代官里見源左衛門は、「類なき岩瀬清水やいやまして出る泉の苔むすまで」と詠んだそうです。笹神村の中野正吾氏は、昭和30年の宮中歌会始で「泉」という御題で、「湧きいずる山の水を引き入れて先生も生徒も大切に飲む」と読み、入選されたといいます。