〜長野県大町市〜 |
かつて「大町」集落の人々は、南北に通る道を真ん中に作ったそうです。道の東部では、居谷里の湧水を使い、西部では、アルプス白沢の湧水を生活に使い始めたといいます。月日が経つと、東の集落は女の子ばかり、西の集落は男の子ばかりが生まれるようになり、いつしか村人達は東部の水を「女清水」、西部の水を「男清水」と呼ぶようになったのだそうです。 しかし、これでは困るということで、東と西の村人が話し合って、南北の道に川を作り、両方の水を合わせて流すようにし、川の両側には村人達が集まるようになり、男女仲良く、暮らすようになったといいます。 市内にはいくつかの水場が作られています。ゆったりとまわるのも楽しいです。 |