水海の田楽能舞<祝詞(のっと)
<1991年2月14日>

田楽の2番目。これは代々鵜甘神社の神主がつとめるならわしという。チリとは竹に奉書紙をはさんだ幣。この口上に「…さ候へば東西鳴り高し最明寺殿の始正月の御祈祷に何をか仕まつらむと各々寄りて詮議し給ふ。何々と申し候へどもこの御田楽にすぎめでたきことのあるまじきと依って各々評定し給ふ…」とあり、北条時頼(最明寺)の伝承を述べるのである。