<長野県北佐久郡御代田町>
1月下旬〜2月上旬

北佐久郡御代田町小田井は、かつての中山道・小田井宿が残されているところです。旅籠が5軒戸だけという小さな宿場であったところで、大名が追分宿で泊まり、皇女和宮をはじめ、宮家や公家の姫君が小田井宿へ泊まったということから、「姫の宿」とも呼ばれててきました。

この小田井に伝承されてきたのが「道祖神祭」です。
ここの道祖神祭は、もともと2月1日の「駒引き行事」として知られてきました。特色としては、等身大の大きな藁馬を作り、子ども達が地区内を引き回すというものです。
この藁馬は、大人たちが集まって、たくさんの藁を馬の骨格をかたどった芯に巻き付けて作成します。子どもが乗れるようなほど丈夫な作りで、板車を取り付けて、綱をつけて引き回します。
また、子どもたちが引く小さな藁馬には「藁づと」に、小豆や黄粉の餅を入れてくくりつけてあるそうです。

現在では1月下旬から2月上旬の日曜日、午前9:00に、小田井地区・生産振興センターを出発し、地区内を回ります。
途中、道祖神のあるところでお参りをしますが、餅と「道祖大神」と書いた御幣を供えます。

そして旧中山道・小田井宿の通りを中心に、地区内を進みます。
行列は、太鼓を鳴らしながら、先頭の子どもたちの、
「今日は道祖神のお祭りだ みんな仲良くおまつりだ 交通事故のないように 無病息災すこやかに みんなでおまいりいたしましょう」
というかけ声で進みます。

途中では地区の人々が、お賽銭をあげます。すると、お札と餅が渡されます。