<長野県上田市下之郷>
生島足島神社祗園祭
月最終日曜日
午後6:00〜(下之郷公民館前)午後7:00〜(境内神楽殿)

信州の鎌倉・上田市塩田の下之御に鎮座する生島足島神社は、式内大社として、また日本の中央として古くから知られたところです。年間にいくつもの行事を残す神社ですが、その中の一つ・祗園祭で三頭獅子が舞われます。

まつりは、午前中の子ども神輿、午後の神楽奉納(女児による浦安の舞)、大人神輿といった行事に続いて、午後6:00から獅子の奏演があります。


午後6:00、神社東側にある公民館の前庭で一舞奏演されます。やがて、天狗を先導に、露払、七夕、警固に続き獅子、太鼓、笛といった行列が神社の回りを巡幸し、神社へ練り込みます。

行列は拝殿前へ向かい、神官による修祓の後、普段は通ることのない御神橋を渡って、拝殿に相対するようにある、神楽殿へ向かいます。

その神楽殿は、拝殿の反対側に諏訪神社があります。つまり拝殿と諏訪神社に挟まれるように神楽殿あり、まず諏訪神社に拝礼し、最初に本社(拝殿方向)に向かって一舞奏演されます。

その後、諏訪神社へ向きを替えて、もう一舞奏演されます。この時は、笛や太鼓の位置も替えることになっています。

男獅子 女獅子 青獅子
(2002年7月28日 生島足島神社祗園祭)

獅子は、赤色で角2本の「男獅子」、赤色で角2本の「女獅子」、青色の「青獅子」という構成。鼻高の天狗面は、行列には現れるものの、舞には出ません。また子ども達の「簓踊」もありません。

演目は、賑やかなシャギリの後、@道行 Aトーロロ B岡崎 Cトーロロヒャ Dテンジュク Eマイコミ F道行 となります。

近隣の三頭獅子は庭の芸といった様相ですが、神楽殿の中といった屋内で舞われるのも珍しいものといえます。