木曽町に合併となった旧三岳村は、木曽御嶽、乗鞍岳、木曽駒ヶ岳の3つの山が見えるという意味。文字通り、山里です。しかし、御嶽の登山口としての御嶽神社里宮もあり、かつて行者達の宿泊でも賑わった場所です。

その中心地から旧開田村方面へ進んで行くと、御岳ロープウェイへ登るあたりから、更に山手の方へ登っていきます。本当にこの先に温泉があるのかな?と思うほど進んでいくと、一軒宿「鹿の瀬温泉」があります。

宿に着くと、呼び鈴をして中に入ります。女将さんに確認して入らせていただきます。年季の入った廊下を進んでいくと、浴室は大小2つあります。大浴場は岩が配置されたところから湯が注がれ、その周りを1/4の円形をした湯船になっています。小浴場は、一畳ほどの湯船で、こぢんまりとした浴槽です。

お湯は、大変特徴的な茶褐色のお湯。この濁りは底が見えないほど。浴槽の縁は、カルシウム分でしょうか、析出物がつき、濃度の高さを感じます。何でも地下1,000mから湧く源泉を直接湯船に注いでいるとのこと。食塩泉の特徴でしょうか、かなり保温効果を感じました。なお、下にあるホテル木曽温泉へは、源泉を送っているとのことです。

こちらの宿では「江戸伊万里」と「江戸浮世絵」が展示されているのも名物。受付から廊下を通ると、博物館にでも来たような雰囲気を感じさせます。

わたくしは新卒の頃、1度入ったことがあり、最近2度目に来ました。初回は大浴場、再訪は小浴場で、ともに特徴を味わうことができました。
場   所
   
長野県木曽郡木曽町三岳

泉   質
 
   
ナトリウム・マグネシウム・カルシウム
   -炭酸水素塩泉・塩化物泉


日帰り入浴の営業時間 
   7:00a.m.〜10:00p.m.    

料   金 
   
00円

定 休 日
  
 無  休