場   所
  
 石川県加賀市片山津温泉

泉   質
 
   
ナトリウム・カルシウム塩化物泉

営業時間 
   6:00a.m.〜10:00p.m.
料   金 
  
 大人400円 中人130円 小人50円


定 休 日 
    
なし ※臨時休館あり
加賀温泉郷の1つとして知られる片山津温泉の始まりは江戸時代。大聖寺藩2代目藩主、前田利明公が加賀三湖の1つの柴山潟に鷹狩りに訪れた時、水面に水鳥が群れをなしていることから湖底の温泉を発見したのだとか。 利明公は何度も工事を行い、温泉を整備しようとしましたがうまくいきません。

その後、明治時代になって、柴山潟で大規模な埋め立てが行われ、人工島に湖岸から橋をわたし、念願の温泉入浴が可能になったのだそうです。その後、旅館が開業し、加賀を代表する温泉地として発展しました。

さて、北陸の温泉地の中心となる共同浴場を「総湯」と呼びます。共同浴場というと、昔ながらの素朴なイメージをしてしまいますが、片山津の総湯は新しく、何ともオシャレな感じ。
場所は、温泉街でも潟に面した場所に位置します。

しかし、一見美術館か?美容室か?といった感じ。中に入ると、受付の背後には柴山潟が丸見えで、オープンな空間は白い壁に映えて、とても明るい雰囲気です。2階は「まちカフェ」というカフェとなっています。

 さて、浴室は「潟の湯」と「森の湯」とがあり、毎日、男女が入れ替わるといいます。わたくしが入った日は「潟の湯」で、文字通り、窓からは潟の水面がよく見渡せます。浴槽と湖面がつながっているかのような雰囲気です。

 お湯はなめらかで、よ〜く温まる名湯。これは久しぶりに、気持ちのいいお湯でした。表示によると、加水なしで、湯の温度によって加温するといいます。湖の底から、よく見つけてくれたものです!