場   所
  
 群馬県吾妻郡嬬恋村田代

泉   質
 
   
マグネシウムナトリウム炭酸水素塩泉

日帰り入浴の営業時間 
   12:00a.m.〜9:00p.m. 
料   金 
  
 600円


定 休 日 
    無  休
鹿沢温泉は古くから湯治の湯として知られていました。場所は標高1500mにもなる山の温泉です。かつて、鹿が傷を癒しているのを見つけた猟師が、湯屋を作ったことから、鹿沢と言われるようになったとか。

長野県東御市から湯の道百番観音を追い掛けながら群馬県へ入ると、4qほど下がったところに新鹿沢温泉があります。大正7年の鹿沢温泉の大火で、現地へ移り、新鹿沢温泉として営業をはじめました。源泉は、もとの旧鹿沢温泉からの引湯です。

その5軒の旅館のなかの1つ・鹿鳴館では日帰り入浴を受け付けてくれます。かつて旧鹿沢で宮崎旅館として営業、大正になって現地へ移り、昭和になって鹿鳴館としたそうです。

リニューアルされた館内、浴室も清潔感が漂います。内湯は温めの浴槽と、熱めの源泉の浴槽があります。また露天風呂も設えられています。

お湯は、鉄分を感じる匂い、いくらか茶褐色のような薄濁りがあります。浴槽には析出物がみられ、カルシウム分があるのでしょうか。鹿沢らしい独特なお湯です。

廊下には、かつての宿の写真や鹿沢温泉の古い絵図などが掲げられています。古くからの温泉地を彷彿とさせ、歴史を感じさせるお宿です。