場 所 長野県上田市御岳堂 泉 質 ***** |
上田市の塩田平から、旧丸子町へ抜ける砂原峠を越えていく道は、かつて「いざ鎌倉!」の鎌倉道であったようです。その御岳堂地区には、木曽義仲関連の史跡をはじめとして、歴史に関わるおもしろい場所が点在します。その1つ、「小鍋立(こなべたて)の湯」の跡があります。 案内板によると、ここにはかつて鉱泉宿があったといいます。皮膚病や火傷に効くといい、賑わったのだそうです。また、この鉱泉水を汲んで、自宅で温めて使っていたともいいます。 現在は石組の井戸のようになっていました。源泉水は、やや白濁したような感じ。近くには湯を汲む道具も置いてありました。使う方がおられるのかな? 試しに汲んでみたら、ほのかに硫黄臭のような感じがしました。 なお、地元の御岳堂の有志で、この地域の環境保護のために、この湯にちなんで「小鍋立ての会」を作り、様々な活動をしておられるとのことです。 |