場   所
   
山梨県北杜市須玉町比志

泉   質
 
   
含二酸化炭素−ナトリウム
   −塩化物・炭酸水素塩泉
   (高張性中性低温泉)


営業時間 
  【4〜11月】10:00a.m.〜7:00p.m.
  【12〜3月】10:00a.m.〜6:00p.m.


料   金 
    大人820円 小人510円
    ※北杜市民割引
      大人510円 小人200円

定 休 日
    【12〜4月】毎週水曜日
    【5〜11月】第 4 水曜日
北杜市となった旧須玉町にある温泉。「増富」の地名は、かつての「増富村」に由来します。武田信玄が金山開発中に発見した隠し湯であるという伝承があるほど、古くから知られてきた温泉場です。効能の高さから湯治場として栄えたといいます。

場所は須玉町市街地から「増富ラジウムライン」という分かりやすいネーミングの県道23号を山の方へ進みます。本谷川沿いを上り、名峰・金峰山や瑞牆(みずがき)山に向かっていくと、「増富ラジウム温泉峡」となり、素朴な温泉街が出迎えてくれます。日帰り施設「増富の湯」は、温泉街とは川を挟んだ対岸にあります。

 ラジウム温泉とは、地底の中で天然の放射線を放出している放射性鉱石で、常時アルファ・ベータ・ガンマー線を放出、ラジウムが水を通過すると放射性を持つラドンとトロンというガス体が発生するのだそうです。

このように、地下水が放射性鉱石の近くを通って湧出したのをラジウム温泉といいます。増富では「ラジウム」を温泉名に入れているほどの効能の高さということでしょうか。

「増富の湯」は、食事処も完備された施設で充実しています。浴室は、広々としており、源泉かけ流し、泉温のちがいにいよって浴槽が別々に作られています。全般には低めですが、茶褐色の湯は若干の塩味を感じる炭酸水素塩泉、低めでも十分温まるような気がします。気軽に名湯に入れる、ステキな施設です。