場   所
   
長野県北安曇郡小谷村中土

泉   質
 
   
炭酸水素塩泉

日帰り入浴の営業時間 
   8:00a.m.〜8:00p.m.    

料   金 
   
大人500円 小人300円

定 休 日
  
 不  定
小谷村は山村ですが、案外温泉の多いところです。姫川沿いに進む国道148号線を行き、サンテインおたりのある下里瀬の交差点東に8kmほど進むと、さらに山中に入っていきます。するとを奉納地区になり、その中にあります。「奉納」とは、地区内に祠があるためだそうですが、「ほうのう」ではおこがましいので「ぶのう」と呼ぶようになったそうです。

始まりは、奉納の「湯」という屋号をもつお宅で、炭焼き屋を建てて入浴したことによるといいます。ドイツの霊泉博覧会に出展したといわれるほど効能の高い冷泉だそうで、源泉はお宿から4km離れたところから引いているのだそうです。

山中の民家といった風情のお宿です。浴室は内湯のみです。お湯は、薄く濁っており、入るとヌルリとしています。そして濃いな〜とを感じます。かなり塩辛いお湯で、先述の通り、その効能の高さを肌で感じられます。

ここは何と言っても、湯口に析出した成分の塊が目を引きます。何だかトノサマガエルのお腹のようです。女将さんによると、すぐこれだけ大きくなってしまうので、時折この塊を壊すのだそうです。それにしても、すぐこれだけ析出するということは、成分の濃さを物語っています。

わたくしは、出張の帰り、夜もすっかり暗くなった時間におじゃましました。暗い山道を行くので、本当にこの道でいいのかな?と不安になるような感じでした。お宿では、何人か宿泊客の皆さんのお食事中でしたが、温泉は独り占めでした。また機会を見つけて、泊まってみたいお宿です。