場   所
   
群馬県中之条町四万

泉   質
 
   
ナトリウム・カルシウム-塩化物・硫酸塩泉

日帰り入浴の営業時間(元禄の湯) 
    10:00a.m.〜5:00p.m. 

料   金 
   
(4   時 間)大人1,000円 小人700円 
   (4時間以上)大人1,800円 小人1,300円

定 休 日
  
 無  休



◆四万温泉を象徴する積善館本館の佇まい



 
【本館】玄関の様子 【佳松亭】玄関の様子


群馬県は温泉どころ。中でも「四万」の病に効くといわれるている上州三名湯の一つが、この四万温泉です。
なかでも元禄4年、当地の関善兵衛が湯場を作ったことから歴史が始まったのが積善館です。ここの源泉は新湯川の底から湧く湯が川の水と混じり合って適温になっていたのだそうですが、現在は湯のみをくみ上げているそうです。掛け流しの湯が使われています。

この積善館は、元禄時代から改築を重ねたとはいうものの、日本最古の湯宿建築として登録文化財に指定されている<本館>、昭和11年に和風の粋と技巧を凝らしたという桃山様式の<山荘>、昭和61年に新しく建てられた<佳松亭>の3つが、エレベータやトンネルで連結されています。

<本館>〜元禄の湯
積善館で最も古い本館の風呂は「元禄の湯」といい、大正ロマネスクを使用したという独特な雰囲気の浴場。5つの浴槽があります。また話題の蒸し風呂も2つありました。窓がアーチになっていて古き良き時代の雰囲気をよくとどめています。

入り口のドアを開けると、いきなり脱衣所があって、浴室とつながっています。暖かいタイルを歩くと、もう大正ロマン。当時は大変洋風で、モダンで、新しくて、大変いい雰囲気だったのでしょう。
各浴槽にある蛇口が、温泉成分で結晶がこびり付いているのが大変印象的でした。

そして…いい雰囲気であることは言うまでもありません。

<山荘>〜山荘の湯
山荘は本館の上に建てられています。本館からトンネル続きで、更にエレベータで上がっていきます。

こちらも技巧の凝らされた建築で、大変趣のある佇まいとなっています。この山荘には、鍵のかかる貸し切り風呂が2つあります。家族風呂として使うことができます。タイル張りであり、また円形の浴槽と半円の浴槽の2つからなり、こぢんまりとした雰囲気が、独特でいいです。

落ち着いた雰囲気を味わうことができる浴室です。

山荘から更に長い廊下を進んで、エレベータで上がっていくと、一番新しい<佳松亭>へとたどり着くことができます。

<佳松亭>〜杜の湯
昭和61年にオープンした<佳松亭>は、木々の中に静かな佇まいを見せる宿です。その浴室が「杜の湯」です。

広々とした内湯、青々とした木々に囲まれた露天風呂からなります。お湯は四万温泉ならではの湯で、独特の湯の香がします。

じっくり温まるお湯で、四万温泉のネーミング通り、どんな病気でも治してくれるような温泉です。

露天風呂は大きな石が配された、日本庭園の池のような感じ。しかもとても静かな場所で、耳を澄ましても、木々の葉ずれの音しか聞こえてきません。