場 所 群馬県利根郡みなかみ町湯桧曽 泉 質 アルカリ性単純泉 定 休 日 無 休 |
民謡《上州馬子唄》の歌詞に、 ♪赤城しぐれて ハァー沼田はヨー ハァー雨か 明日は水上ヨー ハァー湯檜曽まで とあります。 湯檜曽は「ゆびそ」と読みます。谷川連峰のふもと、湯檜曽川沿いに寄り添うように湯檜曽温泉があります。その中の「林家旅館」は、大正11年創業の老舗で、かつて与謝野鉄幹、晶子夫妻も訪れたというお宿です。 浴室は内湯のみですが、レトロとモダンが交錯するタイル張り。そしてきれいなお湯が湧き続ける、気持ちのいいお風呂です。窓からは川の眺めが最高です。時期にはカジカガエルのホロホロホロという声が聞こえてきます。 お宿の御主人によると、かつて湯檜曽川で川遊びをしていたら、川の中からお湯が湧く場所もあったそうです。遊びながら天然の露天風呂を体験しておられたのだとか。豊富なお湯は、今でも私たちに満足度を高めてくれます。 素朴で閑静な温泉街ですが、上越線の橋脚も見え、旅情豊かな雰囲気が残されています。リピーターが多いそうです。わたくしも泊まりました。一人旅も受け付けてくれるお宿。料理もおいしくて、また来たくなる素敵な温泉宿です。 |