場 所 群馬県利根郡みなかみ町湯宿温泉 泉 質 ナトリウム・カルシウム・硫酸塩温泉 利用時間 4:00p.m.〜9:00p.m. 料 金 寸志 100円 定 休 日 無 休 |
湯宿(ゆじゅく)温泉は、群馬から新潟へ向かう三国街道沿いに位置する、鄙びた温泉です。国道17号線を外れ、石畳を配した、宿場町の風情を残す町並みの通りを入ると、タイムスリップしたかのような雰囲気の通りが印象的です。1200年前、高僧・弘須法師による大乗妙典誦行の後、温泉が湧出したといい、沼田藩主・真田信之が関ヶ原の戦いの後に、その疲れを癒すために滞在したと伝わる歴史ある温泉です。 三国街道の宿場町であった湯宿温泉は、江戸時代には温泉宿が軒を並べていたといいます。今でも温泉旅館が数件営業しています。そして、この趣きある宿場町の通り沿いに、共同浴場として、窪湯、小瀧の湯、竹の湯、松の湯の4ヶ所を利用することができます。すべて、地元の皆さんの生活に根ざした浴場です。地元の方々が管理され、それぞれの浴場に番台さん等はおられず、鍵によって出入りします。 温泉の宿泊客は、お宿で鍵を借りて利用することができます。わたくしも、籠に手ぬぐいなどを入れ、お宿の下駄を借り、石畳をカランコロンと歩きながら巡ることができました。 地元の方のための浴場ですが、一般客も4:00p.m.〜9:00a.m.の間に利用できることになっています。鍵を持って行きますが、地元の方が先に入っておられると、入りやすく鍵を開けておいていただけます。 今もこのような風情が残っているのが感動的です。温泉が地元の皆さんの生活の中にある雰囲気が珍しく、うらやましく、魅力的です。歴史ある湯宿温泉。決して大規模な温泉地ではなく、静かな温泉場ではありますが、何とも魅力にあふれるところです。 |
窪湯 小瀧の湯 竹の湯 松の湯 |