丹波杜氏酒造唄 歌詞
《秋洗い唄》
○寒や北風 六甲颪 灘の本場で 桶洗い

○桶の洗いは 造りのはじめ 男心で 浄めます

○白いお米を 男の意気で 洗い浄めて 蒸し上げる

○洗い浄めて 蒸し上げまして 造りかもする 灘の酒

○丹波杜氏は 見上げたものよ 酒も造れば 身も造る

○寒や北風 今日は南風 明日は浮名のたつみ風

○今日の寒さに 洗い番はどなた 可愛いや殿サの声がする

○可愛いや殿サの洗い番のときは 水も湯となれ 風吹くな

○可愛いや殿サは 今日は何なさる 足がだるかろ ねむたかろ

○足もだるない ねむともないが 私ゃあなたのことばかり

○可愛いや殿さに 百日させて うちで炬燵に あたらりょか

○丹波出てから早や今日は二十日 思い出します 妻や子を

○丹波出る時 涙で出たが 今は丹波の風もいや

山卸しもとすり唄
○ヤレ目出度めでたのハア ヨーオイナ(アーヨイヨイ)ア若松様のヨー ヤレ枝が栄えてヨーオイ ハーヨーオイナ 葉もしげる

○ヤレ枝が栄えて ハア ヨーオイナ(アーヨイヨイ)アお庭が暗いヨー ヤレ暗きゃ下ろしゃれヨーオイ ハーヨーオイナ 一の枝

○ヤレ一の枝打ちゃ ハア ヨーオイナ(アーヨイヨイ)ア二の枝まねくヨー ヤレもちとこちゃ寄れヨーオイ ハーヨーオイナ 三の枝

○ヤレ目出度目出度がハア ヨーオイナ(アーヨイヨイ)ア重なる時はヨー ヤレ鶴がご門にヨーオイ ハーヨーオイナ 巣をかける

○ヤレ鶴がご門に ハア ヨーオイナ(アーヨイヨイ)ア巣をかけますりゃヨー ヤレ亀がお庭でヨーオイナ ハーヨーオイナ 舞を舞う

○ヤレ亀がお庭で ハア ヨーオイナ(アーヨイヨイ)ア何と言うて遊ぶヨー ヤレ大関ご繁盛とヨーイオイ ハーヨーオイナ言うて遊ぶ

アー目出度いナー ハー ヨイ ヨイ ヨイヤサのヨヨイのヨイ 祝うてナ 繁盛 繁盛 繁盛


《もと掻き唄》
○初夜の鐘なら千里もうなれ 鳴るな唸るな 六ッの鐘

○鐘がなるのか撞木がなるか 鐘と撞の間がなる

○夜中起きして もと掻くときは 親のうちでの事おもう

○親のうちでの朝寝のばちで 今は初夜起き 夜中起き

○ねむいねむたい こうねむとては 永の冬中がつとまりょか

○とろりとろりと ねむたいときは 馬に千駄のかねもいや

○馬に千駄のかねさえあれば わしもこのよに 身は捨てぬ


仕舞唄
○お日はちりちり 山端にかかる わしの仕事は 小山ほど

○アーヨオーイ わしの仕事は 小山ほどあれど もはやお日さんは 暮れかかる

○アーヨオーイ 有難いのは 有馬の薬師 殿のご病気が湯で治る

○アーヨオーイ 殿の」ご病気が湯で治ったら お礼まいりは 二人連れ

○アーヨオーイ 仕舞うていなるか有馬の駕籠衆 大多田川原を たよたよと

○アーヨオーイ 大多田川原を たよたよ超えて 間の小川の数知れぬ

○アーヨオーイ 長酒 待ちかねました これがお仕上げかお目出度い

○アーヨオーイ 皆の衆もかよわしら思うた これがお仕上げかお目出度い

風呂上り唄
○いつもナ ご嘉例のヨ お風呂の上がり ヤレ いつもヨ 心が和やかに

○お酒にゃナ  酔うた酔うたヨ 五勺の酒に  ヤレ 一合呑んだら 由良の助

《三本櫂》
<六甲山は 大雪じゃい 摩耶山も 大雪じゃ ヤートコセー ヨーイヤナ  ヨイショ ヨイショ ヨイショ…>

○ハァーヨーイシャンコシャンコ 馬に鈴下げて 春がござれば 伊勢様へ

○ハァーヨーイ参り着きゃ 本社が二社で どちら本社と おがむやら

○ハァーヨーイ本社知れたら 何と云うて拝む とかく殿さが 達者(まめ)なよに

○ハァーヨーイ宮を参りて 下向しょうといわぬ お杉お玉を 見る時は

○ハァーヨーイお杉お玉は 身をもちかねて 琴や三味線 間の山

○ハァーヨーイ間の山では お杉やお玉 小判投げても 惜しゅうはない

○ハァーヨーイ磯によりたら ご大社の浜で 船は身を入れて 押せ船頭

○ハァーヨーイ船は身を入れて 押せ漕げ船頭 押せば港へ 近くよる

○ハァーヨーイ近くよったら その間に仕舞て 仕舞うて飲ましょぞ 長酒を

○ハァーヨーイ何と長酒 待ちかねました これがお仕上げかお目出度や

ヤレソーリャ わしらも思うた これがお仕上げかお目出度や