<愛知県北設楽郡東栄町小林>
諏訪神社/
11月第2日曜日/午前7:00〜午後11:00

小林は、布川から設楽町方面へ入った渓谷沿い集落です。早川孝太郎の花祭の分類では、大入系、振草系、大河内系の3つになりますが、唯一の大河内系がこの小林地区です.。
ここの花祭は、かつて小林内で、2つの派に分かれてまつりを行っていた時期があったといい、榊鬼、山割り鬼、茂吉鬼といった役鬼がそれぞれに舞われていたものを戻したために、現在も鬼の数が多いのだそうです。
ただ、実際に訪ねてみますと、会場に貼られていた次第と資料に見える演目とでは鬼名が違っていました、おそらく別名なのでしょうけれど、確認せず帰ってしまいました。
また、小林は中設楽を中心として動きのあった「神道花」で、湯蓋等の五色の飾りの中に、「白色」も目にします。


花祭というと夕刻から撥の舞が始まって、夜を徹して舞い続け、夜明けに湯ばやし、そして朝鬼といった流れを思い浮かべますが、ここ小林は1日で終わります。朝7:00から神事をはじめ、舞は午前10:00頃から始まり、夕刻は11:00頃に終わります。


1  滝垢離 19 三つ舞(扇)
2  勧請 20 中王鬼
3  神寄せ   21 三つ舞(やちごま)
4  天の祭り 22 村栗竜王鬼
5  辻固め 23 三つ舞(剣) 
6  〆おろし 24 火の禰宜
7  四天行い 25 みこの舞
8  釜払い 26 翁の舞
9  楽の舞 27 四つ舞 
10 式さんぐう 28 茂吉鬼   
11 順の舞 29 湯ばやし
12 地固め(扇) 30 獅子
13 地固め(剣) 31 湯立て
14 山割り鬼 32 花育て
15 花の舞(扇) 33 宮渡り 
16 榊鬼  34 神返し 
17 花の舞(盆) 35 しづめ
18 中下り鬼  
                                       ◎2002年11月9日採訪時の次第と実際から作成