富山県射水市江柱町/5月第2土曜日 5:30〜

富山県は獅子舞の多いところ。中でも射水市、旧新湊の放生津地区では、毎年5月の春祭りには各地区で一斉に獅子舞が演じられます。起源はよく分からないのですが、放生津八幡宮の行道獅子が近隣に広まったものといいます。形態は、頭と尾の間の胴幕に数名が入って舞う「百足獅子」がほとんどです。

◆前日の練習の様子◆
◆新調された屋台◆


江柱町の獅子舞は能登獅子の系統といわれています。獅子の他にもシャグマを被る「天狗」、子どもが演じる「キリコ」、「サンパサ(三番叟)」が出て、掛け合いになります。かつて5月15日を定日とする放生津地区で一斉に行われる春祭りに演じられてきましたが、2008年度から5月第2土曜日に日程の変更がなされました。

江柱町では大正10年から始められ、立町の獅子方等から習ったようです。能登系の雌獅子の系統とはいうものの、海辺の町らしく、荒々しく激しく舞われ、「浜獅子」といった言われ方もあるようです。昭和55年頃から、大奈呉流のケンカ獅子を主流とする舞を加えたり、様々な工夫を取り込んだりしながら、華やかな獅子舞として、演じられています。

獅子頭は黒塗りで、胴幕は青を基調としたカラフルなものです。

演目は、@獅子殺し A大回り Bおべっさん C薙刀落し D薙刀 E葉団扇 F宮参り Gハッタ・カッタ Hカサ Iザイゴ Jノッタカ Kジューシ Lキリコ M鈴カラ・廻り鈴カラ Nカマ があり、町内の巡行の際に、場所場所で組み合わされて、舞われています。

楽器は篠笛と太鼓。氷見系とは異なり鉦は使われていません。篠笛は屋台とともに進みながら、周辺で演奏されます。太鼓は鋲留めの大太鼓で、それを縦に置き、二人で打ち合います。一人が一定の刻みを入れ、もう一方が独特のシンコペーションのリズムを打ちますので、かなり賑やかな雰囲気を醸し出します。

5月15日は、早朝5:15に公民館で一舞してから、町内を巡行し始めます。隣りの立町の日吉神社で、6:00に宮参りをします。神官による修祓の後、神前での舞「宮参り」を演じてから、町内を廻っていきます。

町内では道中囃子によって進み、家々の前に止まっては舞をしていきます。

昼休みを挟んで、午後は公民館入り口脇の庚申様の前で「宮参り」を演じてから、ふたたび町内を巡行し、夕刻まで舞い続けられます。

夜には、新築、結婚など祝い事のあったお宅で、祝花として獅子方が出向き、舞われます。ここでの舞は「獅子殺し」等、特別な舞が披露されます。夜の闇の中で、松明を振る所作もあり、荒々しさの中にも幻想的な雰囲気が醸し出されます。

すべて終わるのは、12:00過ぎまでかかります。

2005年5月15日、射水市各所にて
2008年5月10日、射水市各所にて
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