富山県高岡市伏木一宮/4月18日 にらみ獅子終了後(10:00頃〜27:00頃)

富山県は獅子舞の多いところ。伏木一宮獅子は、気多神社春季例大祭の日に舞われます。この例大祭では、にらみ獅子という行道系の獅子舞が神社拝殿前で奏演されますが、その終了後、青年団による奉納獅子として、この獅子舞が始まります。神社での舞が終わると、同境内の大伴神社等で舞われたあと、境内を離れ、社務所前で一舞、そして地区内をの家々を舞って歩きます。

伏木一宮獅子は、胴幕のなかに多数の舞手が入る「百足獅子」で、系統は氷見獅子といわれています。伝承としては氷見市川尻(旧・十二町村)から伝えられた高岡市太田(旦保)へ明治初期に3人で習いに行ったことにより始められたようです。また射水市六渡寺から習いに来たそうです。

獅子頭は大振りで、赤塗りで大きな角を1本たくわえています。獅子あやしとしては烏帽子やシャクマを被る「天狗」がつき、色紙の幣を房にしてつけた棒(=テングノボウ)を持って舞います。

演目は、・八つ足 ・二足 ・一足 ・バイギ返し ・十二町(ジンチョウ) ・長振り ・三くずし ・京振り ・磯振り ・廻中振り ・道中振り ・七五三 ・獅子殺し があるそうですが、七五三と獅子殺しは現在行われていません。 楽器は太鼓台に据え付けられた太鼓、氷見系の特徴である鉦、笛は七穴の縦笛です。

まつりの日は、4月18日の定日です。村廻りもていねいに行われます。夕刻7:00ころになると、結婚、新築等の「ハナ」のお宅を廻りはじめます。近隣の人々も集まり、みんなで盛り上げます。日付も変わって、翌日の深夜も延々と舞い続けられます。最後は社務所下で舞われ、それが終わると神社に向かって静かに拝礼して獅子舞は終わります。そして最後は公民館へ。ここでも、名残惜しそうな感じで「イヤサーイヤサー」と盛りあがっていました。

2008年4月18日、高岡市伏木各所にて
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