富山県黒部市沓掛/沓掛八幡社/ 
  9月第4土曜日 8:00a.m.〜(町廻り)
        日曜日 8:30a.m.〜(町廻り) 
                       5:00a.m.〜(宮入り〜奉納獅子舞)

富山県は獅子舞の多いところ。県東部の黒部市沓掛の八幡社の秋祭りに舞われてきたのがこの獅子舞です。秋祭りは9月第4土日曜の2日間。沓掛町内の家々を廻り、八幡社では一通りを奏演します。

沓掛獅子は富山の獅子舞のなかでは、下新川獅子の系統といわれています。当地方で古いとされる入善町新屋の獅子の流れをくむといいます。この新屋獅子は越後からの伝承だそうです。

◆男児による『刀の舞』 ◆女児による『傘の舞』 ◆町廻りの獅子方 ◆のりうち(宮入り)

獅子は一頭で二人立ち獅子、その他の特徴として太い襷をかけた天狗が登場します。また男児による「刀の舞」、女児による「傘踊り」、そして獅子と天狗のからむ舞などがあります。獅子頭は赤塗りで角がなく、耳が垂れているのが特徴であるといいます。胴幕は青を基調としたカラフルなものです。

演目は、男児の『刀の舞』は、@さくる A受太刀(うけたち) B長棒(ながぼう) C舟越し D四つかずき Eひんぐり F天下りG六人の長棒 H刀にぐり 〔刀合わせ〕からなります。
また女児の『傘の舞』は @乱丸 A傘相踊り B傘踊りという構成です。
そして『天狗と獅子の舞』は、@酒樽取合い A二人の猩々 B三人の猩々 C天狗角刀 D三人のにぐり E天秤棒踊り があります。

その他の演目として、町内を1軒1軒廻っていくときの「町廻り」、 2日目のお宮へ入るときに、男児を肩車している「のりうち(宮入り)」 、その他「相踊り」、願念坊主による「もちまき」、「くだんの踊り」、「玉取り」、「樽かずき」、「神楽」などがあります。

◆獅子頭 ◆獅子と天狗の舞
◆天狗 ◆願念坊主
◆町廻りの獅子 ◆神社での天狗と獅子
◆天狗と道化 ◆二人天狗
2006年9月24日、黒部市沓掛町内と沓掛八幡社にて
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