富山県高岡市守山/守山神社/4月第2土曜日/9月第2土曜日

高岡市守山地区は、城下町であり街道沿いの町。獅子舞は守山獅子会によって奏演されています。
春祭には青年、秋祭には少年によって舞われるとのこと。守山の獅子は、いわゆる百足獅子、氷見獅子の系統になります。獅子頭の他、尾を含めて6人が「カヤ」(胴幕)の中に入ります。獅子あやしは、長薙刀を持つ「大天狗」、六尺棒を持つ「中天狗」「小天狗」が出ます。獅子方は花柄の法被で前掛けをし、青地に牡丹柄の胴幕が印象的です。
なお、獅子舞についての言い伝えでは、越後から移り住んだ、猿屋、篭屋というものが守山をはじめ、近辺の村々に教えたといい、二上山麓一帯には同様の獅子を伝えているといいます。

わたくし、2007年の春祭では、夜の「祝花」での舞を見ることができました。道化も登場し、賑やかで楽しいひとときでした。

2007年4月14日、高岡市守山地区内 (祝花のお宅)

1993年、わたくしが石川県珠洲市蛸島の秋祭へ行こうと、国道8号線を西進し、高岡市から能登方面へ入ろうとしたあたりの信号機で停まっていると、どこからともなく笛と太鼓がきこえてきました。思わず、その音をたどると、神社周辺で獅子舞の道行が目に入りまして、急遽見学。秋祭りでの舞を偶然見ることができました。

1993年9月13日 高岡市守山神社 (秋祭)