富山県氷見市七分一/七分一神社
9月第2土曜日

氷見市は富山県西部、石川県に接する海沿いの町。獅子舞の多い富山県でも特に数多くの伝承があり、110ヶ所を越えるといいます。まさに「獅子の里」です。それぞれ独自の形式をもっていますが、基本的に胴幕に何人かの人が入る「百足獅子」、シシトリは採り物によって激しく舞う天狗というスタイルが「氷見獅子」と呼ばれます。氷見から各地へ伝承していって、広まっていったようです。

七分一は氷見市も中ほど、羽咋市へ向かう西側の地区。秋祭りに舞われています。楽器は笛(縦笛)、太鼓、鉦という氷見獅子のスタイルです。青系統が多い中で、七分一は鮮やかな赤いカヤが目を引きます。大振りの赤塗りの獅子頭です。各家々をていねいに廻っていきます。獅子殺しは明け方、あたりはすっかり明るくなった頃、七分一公民館前で行われます。

◆獅子殺し
2008年9月13日、氷見市七分一地区内、各所