富山県小矢部市泉町/観音寺、愛宕神社/
5月第4土、日曜日

富山県も西部、石川県に接する小矢部市は、メルヘンの街として知られています。かつては北陸街道の宿場町であったそうです。この地も獅子舞が大変多く伝承されています。砺波系、氷見系等、伝承の中にはいろいろな交流があったようです。島分(しまぶん)町の獅子は、石動町島分町に伝わるもので、「島分町獅子方若連中」により演じられています。伝承としては昭和21年、小杉町五歩一から伝授された金蔵獅子です。小矢部市内では唯一の「親子獅子」として知られています。親獅子は赤塗りの大きな頭、子獅子は赤と黒があるようです。子獅子は二人組になって、アクロバティックな芸を披露します。砺波系の獅子で、演目にはダイモンクズシ、オシコミ、ケン、ボウなどに加えて、氷見系の獅子殺しも取り入れられています。

 
 
2016年5月29日、小矢部市内各所、観音寺、小矢部獅子舞大共演会会場 等