富山県射水市中央町/5月15日  他 

射水市、旧・新湊、放生津地区は獅子舞が多く伝承されています。その中の獅子絵田(ししえでん)は同市中央町。町名通り、熱心に獅子が舞われています。「獅」の寺が大きくデザインされた前掛けが印象的です。鎮守は立町日吉神社です。

この場所は西神楽川の曲折する場所で、かつては八幡田と呼ばれていたといいます。文久元年(1861)の出水のあとに、改修工事を行い、西神楽川を直川にして整地したといい、明治8年(1875)に、この整地の西側を獅子絵田と名付け、東側を江柱と呼ぶようになったそうです。

獅子頭は黒塗りで、青を基調とした胴幕、赤の鮮やかな上衣のキリコや獅子方の装束が印象的です。傘と鎌をもって舞う「カサカマ」という演目は獅子絵田が発祥であるといいます。
春祭では、早朝から獅子絵田公民館から舞い始め、地区内を巡行し、舞を披露します。

 2023年5月10日、射水市各所にて
2008年5月10日、射水市各所にて