デカンショ節 歌詞
○丹波篠山山家の猿が(ヨイヨイ)  花のお江戸で芝居する(ヨーイヨーイデッカンショ) ※以下、唄ばやし省略

○デカンショデカンショで半年暮らす あとの半年寝て暮らす

○丹波篠山鳳鳴の塾で 文武鍛えし美少年

○丹波篠山山奥なれど 霧の降るときゃ海の底


○酒は飲め飲め茶釜でわかせ お神酒(みき)あがらぬ神はない

○灘のお酒はどなたが造る おらが自慢の丹波杜氏


○盆のお月さん丸こて丸い 丸てまんまるこてまだ丸い

○わたしゃ丹波の勝栗(かちぐり)育ち  中に甘味も渋もある


○雪がちらちら丹波の宿に 猪(しし)が飛び込む牡丹鍋

○デカンショデカンショと唄うて廻れ 世界いずこの果てまでも

○霧の海から丹波の富士が ぼかし絵の様に浮び出る

○寒さしのんで造りし酒で 春は三三九度の式

○丹波篠山その山奥で 一人米搗く水車

○一人米搗くあの水車 誰れを待つやらくるくると

○丹波恋しや六甲の山を 雪がちらちら越えてくる

○盆の十六日ゃお寺の施餓鬼 蝉がお経読む 木の空で

○デカンショデカンショで三十まで踊れ 三十過ぎたら子が踊る

○丹波篠山葵の御紋 いかな大名もかなやせぬ

○滝に打たれて落ちそな岩に 抱いて絡まる蘭の花

○明日は雪降り積もらぬ先に 連れてお立ちよ薄雪に

○堀の並木にゃ咲いたよ咲いた 霞む篠山花の町

○向うのお山の紅葉が赤い あれが落ちたら雪になる

○向こうの山見りゃ木の葉が赤い あれが落ちたら雪になる

○今年初めて我が子の踊り ほめて下さい お月様

○堀の桜が咲いたよ咲いた 城下一面花吹雪

○踊りつかれて家路に向かう 頬に夜霧の心地よさ

○涼みしよとて出てきた娘 またも音頭で汗をかく

○ボート浮かべてお堀の花見 流す浮名を恋でゆく

○風が吹く吹く篠山城の 松に武勇の声高く

○踊り踊るなら浮かれて踊れ 明日の仕事は明日のこと

○お国問われて肩いからせて 俺は丹波の篠山だ

○月が呼んだか呼ばれて来たか 踊り仲間がちらほらと

○あの娘可愛いや霧ふる夜は たもとぬらして逢いにくる

○姉も妹もデカンショ浴衣 どれが姉やら妹やら

○北と南に分かれて落ちる 鼓峠のさかれ水

○さかさ釣してあの光秀の 母を殺したやぐら松

○丹波篠山 お城の濠に うつす平和の 月の影

○テレビラジオに デカンショのせて 世界平和の 音頭とる

○みなと神戸の 秋空高く デカンショ踊りの天下晴れ