本荘追分 歌詞
○(キターサーキターサ)
  ハァー本荘(ハイハイ) ハァー名物(ハイハイ) ハァー焼山の(ハイハイ) ハァー蕨ヨー(キターサーキターサ)
  焼けば焼くほど(ハイハイ) ハァー太くなる(キターサーキターサ)      
※以下、唄ばやし同様

○ハァー本荘 ハァー名物 ハァー焼山の ハァー蕨ヨー 首をかたげて ハァー思案する

○ハァー本荘 ハァー名物 ハァー焼山の ハァー蕨ヨー 主の筆癖 ハァーよく似てる

○ハァー本荘 ハァー名物 ハァー蕨も ハァーよいがヨー 今じゃ名高い ハァー本荘米

○ハァーあちら ハァーこちらに ハァー野火つく頃はヨー 梅も桜も ハァーともに咲く

○ハァー出羽の ハァー富士見て ハァー流るる ハァー筏ヨー 着けば本荘の ハァー上がり酒

○ハァー江戸で ハァー関とる ハァー本荘の ハァー米はヨー おらが本荘の(在所の、田んぼの) ハァー田で育つ

○ハァーお酒 ハァー飲む人 ハァー花なら ハァーつぼみヨー 明日もさけさけ ハァー明日も酒

○ハァーお酒 ハァー飲む人 ハァー万年 ハァー生きるヨー そこで酒飲み ハァー亀という

○ハァー歌え ハァー歌えと ハァーわしだげ ハァー責めるヨー わたし歌えば ハァー誰責める

○ハァー布団 ハァー着たよな ハァー日住(ひずみ)の ハァー山にヨー 帯コ解いたよな ハァー子吉川

○ハァー本荘 ハァー通いを ハァーやめよと ハァーすればヨー  焼山の蕨が ハァー手で招く

○ハァー踊り ハァー踊りこ ハァーおわたりの ハァー橋でヨー 子吉川原の ハァー白むまで

○ハァー主は ハァー浮気の ハァー田毎の ハァー月ヨー どこに誠を ハァー照らすやら

○ハァー誰に ハァー口止め ハァーされたじゃ ハァーないがヨー 実なし胡桃で ハァー口開かぬ

○ハァーお前 ハァーさんなら ハァー命も ハァーやろかヨー よその方なら ハァー気もやらぬ

○ハァー流す ハァー筏に ハァー御神酒を ハァー乗せてヨー 下る子吉の ハァー春の川

○ハァー花は ハァー咲く咲く ハァー御手作 ハァー土堤(づづみ)ヨー 心一重の ハァー花が咲く

○ハァー本荘 ハァー港の ハァー浮舟 ハァー見ればヨー  蝦夷地通いの ハァー宝丸

○ハァー面白や ハァー面白や ハァー酒呑み ハァー座敷ヨー せまい心も ハァー広くなる

○ハァー三味に ハァー歌わせ ハァー胡弓に ハァー問わせヨー 琴の調べて ハァーしんとする

○ハァーいくら ハァー通ても ハァー青山 ハァーもみじヨー  色のつくまで ハァー待ちてくれ

○ハァー梅の ハァー香りを ハァー桜に ハァーもたせヨー しだれ柳に ハァー咲かせたい

○ハァー歌う ハァー口もて ハァー歌わぬ ハァー者はヨー 誰に口止め ハァーされたやら

○ハァーしかと ハァー抱きしめ ハァーあの大 ハァー木にヨー  腰で鳴かせる ハァー夏の蝉

○ハァー思い ハァーかけたら ハァー外すな ハァー男ヨー かけて外すは ハァー樋の水

○ハァーわしと ハァーお前は ハァーくね木の ハァー桜ヨー ゆわれながらも ハァー咲いている

○ハァーこの家 ハァー座敦は ハァー目出度い ハァー座致ヨー 上に大黒 ハァー下恵比須

○ハァーこの家 ハァーお庭に ハァー藤一本 ハァー生えたヨー つると思たば ハァー金のつる

○ハァー酒と ハァー煙草を ハァー一度に ハァー飲めばヨー 思い出したり ハァー忘れたり

○ハァー酒は ハァーもとより ハァー好きでは ハァー飲まぬヨー 会えぬ辛さに ハァーやけて飲む

○ハァー本荘 ハァーよいとこ ハァー海辺の ハァー町よ 山の宝を ハァー船で出す

○ハァー色の ハァー道にも ハァー追分 ハァーあらばヨー こんな迷いは ハァーせぬものを

○ハァー本荘 ハァー追分 ハァー聞かせて ハァーおいてヨー 生きた魚を ハァー喰わせたい

○ハァー今宵 ハァー会うとは ハァー夢さえ ハァー知らぬヨー これも優曇華〈うそげ〉の ハァー花じゃもの

○ハァー咲いた ハァー桜に ハァーなぜ駒 ハァーつなぐヨー 駒が勇めば ハァー花が散る

○ハァー本荘 ハァー古雪 ハァー三筋の ハァー町よ 出船入船 ハァー引き留める 

○ハァーお前 ハァー百まで ハァーわしゃ九十 ハァー九までヨー 共に白髪の ハァー生えるまで

○ハァー立石(たてし) ハァー堂の ハァー立石堂の ハァー坂でヨー ホロと泣いたり ハァー泣かせたり

○ハァー目出度 ハァーうれしや ハァー思うこと ハァー叶うヨー お山繁昌の ハァーげこ祝い

○ハァー目出度 ハァー目出度の ハァー重なる ハァー時はヨー 天の岩戸も ハァー押し開く

○ハァー目出度 ハァー目出度の ハァー若松 ハァー様はヨー  枝も栄えて ハァー葉も茂る