鹿児島おはら節 歌詞
(ハ ヨイヨイ ヨイヤサ)
○花は霧島 煙草は国分 (ハ ヨイヨイ ヨイヤサ)
 燃えて上がるは オハラハー 桜島 (ハ ヨイヨイ ヨイヤサ)
    ※ 以下唄ばやし同様

○雨の降らんのに 草牟田川濁る 伊敷原良の オハラハー 化粧の水

○見えた見えたよ 松原越しに 丸に十の字の オハラハー 帆が見えた

○おけさ働け 来年(でねん)の春は とのじょ持たせる オハラハー よか青年(にせ)を

○伊敷原良の 巻揚(まきゃげ)の髪を 髪を結うたなら オハラハー なおよかろ

○雨の降る夜は おじゃんなと言うたに 濡れておじゃれば オハラハー なお可愛い

○桜島には 霞がかかる 私ゃ貴方(おはん)に オハラハー 気がかかる

○この地去っても 夢路に通う 磯の浜風 オハラハー 桜島

○抱いて寝もせず 暇もくれず つなぎ船かよ オハラハー わしが身は

○月のちょっと(ひょいと)出を 夜明けと思うて 主を帰して オハラハー 気にかかる

○薩摩西郷さんは 世界の偉人 国のためなら オハラハー 死ぬと言うた

○可愛いがられて 寝た夜もござる 泣いて明かした オハラハー 夜もござる

○私ゃ原良の 袢纏育ち 長い着物(きもん)にゃ オハラハ― 縁がない

○竹にスズメは 仙台さんの御紋 丸に十の字は オハラハー 薩摩様

○おごじょコラコラ 手拭いが落ちた 持たん手拭い オハラハー なに落ちんか

○兵児(へこ)の意気地も おごじょが縋りゃ あたら朱鞘(しゅざや)も オハラハー 抜きゃならぬ

<唄ばやし>
●今来た青年(にせ)どん よか青年どん 相談かけたら はっちこそうな 青年どん

●どっからからな 鹿児島からな つけもやらずに よう来たさまじゃ

●段々畑のさや豆が(豆のさや) 一さや走れば みな走る 私ゃお前さんに ついて走る

●エーヤッサヤッサ 大根(でこん)のヤッサ 切らすの高さ おかべたかどん 金もうけじゃんさお
  こげなこっつぁ めってなござらん めってござれば からだもたまらんさ

●道端大根 引かずばどすかい 好いたすさまの 袖引かずばどすかい

●谷山下町通れば 蛸が吸い付く おごが抱っつく こげなこっつは滅多にごわはん 滅多ござればからだがたまらん

●ちゃんちゃん茶釜の 蓋取る間もない 可愛い男の 袖引く間もない