松前追分 歌詞
参考:「松前の文化財」より
○鴎の(アーソイ)鳴く音に(アーソイ)ふと目を(アーソイ)覚まし
(アーソイ ソイソイ)
あれが(アーソイ)蝦夷地の(アーソイ)山かいな(アーソイ)             
※以下、ソイ掛け同じ

○大島小島の あい通る船は 江差通いか 懐かしや

○松前は昆布で屋根葺く 細目でしめる 雨の降るたび 出汁が出る

○忍路高島 及びもないが せめて歌棄 磯谷まで

○どうせ住むなら 御城下の町よ 浜は五万石 お膝元

○紫の紐にからまる あの鷹さえも もとは蝦夷地の 藪に住む

○あれに見ゆるは 殿様船よ 葵御紋の 帆を掛けて

○松前の上り下りの 馬形の坂で ほろり別れの 目に涙

○大島小島は 夫婦の島よ なぜに奥尻 離れ島

○白鷺が小首かたげて 二の足踏んで やつれ姿を 水鏡

○松前よいとこ 寝覚めの夜半に 軒に千鳥の 啼く音聞く

○煙る汀に 日は黄昏れて 沖に漁りの 灯がともる

○今宵一夜は 緞子の枕 明日は出船よ 波枕

○花の松前 紅葉の江差 開く函館 菊の花

○主の船かよ 白神沖に 一つ遅れた 帆が見える

○君が船かえ 白神沖に 色の帆掛けて 恋の風

○大島小島の 鮑でさえも 蝦夷地離れぬ 心意気

○花の松前 追分節に 秘めた蝦夷地の 夢の数

○松の間に お城が見えて あれは松前 花盛り

○松の緑に 桜が映えて 昔ながらの 濠の水

○雪の一夜に 咲かせた花を ねたみ心か 今朝の雨