塩名田節 歌詞
○塩名田名所は 千曲川   次に名所は 滝の水   駒形様の 厄落とし   涼味豊かな 中津橋

○浅間の煙が 絶ゆるとも   千曲の流れが 涸るるとも   わたしとあなたは 青松葉   枯れて落ちても 二人連れ

○秋の日脚は 御牧ヶ原  落ちて夕焼け ほのぼのと   織るか紅葉に お滝の水は   心浮き立つ 黄金色

○千曲ほとりの 塩名田は   雪月花を 友として   暮らせど夜半の ねやさびし   鳴いてくれるな ほととぎす

○北浅間南蓼科 八ヶ岳   合いを流るる 千曲川   山と川との 気を受けて   進めよ勇め 佐久男児

○塩名田名所を 数うれば   簗場 筏場 滝明神   厄除け駒形 色稲荷   涼み月見の 中津橋

○塩名田帰りの 千鳥足   もはや我が家が 近くなる   女房起きろよ 戸を開けろ   開けなきゃ塩名田へ 逆戻り
塩名田甚句 歌詞
サァー昔ゃ塩名田(ヨーヨー) 関所と同じ(サッサー)  手形で通す 筏越し(キタサッサ ヨイャサッサ) 
                                                ※以下、唄ばやし同様

○サァーお滝出口の お不動様は   主と私の 守り神

○サァー千曲河原の あの月見草  晩の疲れで 昼寝する

○サァー塩名田見せたい 都の人に  いつも島田の 花盛り

○サァー私の心と 浅間の山は  胸に煙の 絶えがない

○サァー千曲川さえ 竿さしゃ届く  なぜに届かぬ 我が思い

○サァー男伊達なら 川止めさせて  流速しやんせ 塩名田で

○サァー筏着くまで 女郎衆が招く  降りちゃまた乗る 口車

○サァー宇治の先陣 為遂げた馬は  おらが里から 納た駒

○サァー山が高うて 塩名田が見えぬ  塩名田恋しや 山憎や

○サァーこぼれ松葉を 手でかき寄せて  主のお出でを 焚いて待つ

○サァー花が蝶々か 蝶々が花か  来てはチラチラ 迷わせる

○サァー行こか塩名田 帰ろか家へ  ここが思案の 中津橋