十三の砂山 歌詞
○十三の砂山ナーヤーエ 米ならよかろナー 西の弁財衆にゃエ ただ積ましょ ただ積ましょ
  弁財衆にゃナーヤーエ 弁財衆にゃ西のナー 西の弁財衆にゃエ ただ積ましょ
 ただ積ましょ

○さあさ出た出たナーヤーエ 唐土(もろこし)船よナー 波に揺られてエ そよそよと そよそよと
  揺られてナーヤーエ 揺られて波にナー 波に揺られてエ そよそよと そよそよと

○ここで踊ればナーヤーエ 庄屋殿ぁ叱るナー 庄屋も若い時ゃエ 踊ったべぁね
 踊ったべぁね
  若い時ゃナーヤーエ 若い時ゃ庄屋もナー 庄屋も若い時ゃエ 踊ったべぁね
 踊ったべぁね

○躑躅椿はナーヤーエ 山でこそ咲くがナー 今は十三船のエ ともで咲く ともで咲く
  十三船のナーヤーエ 十三船の今はナー 今は十三船のエ ともで咲く ともで咲く

○十三を出る時ゃナーヤーエ 涙で出たがナー 尾崎かわせばエ 先ゃ急ぐ 先ゃ急ぐ
  かわせばナーヤーエ かわせば尾崎ナー 尾崎かわせばエ 先ゃ急ぐ 先ゃ急ぐ

○恋の小泊ナーヤーエ 情けの下前ナー 思い脇元エ 気は十三 気は十三
  脇元ナーヤーエ 脇元思いナー 思い脇元エ 気は十三 気は十三

○盆が来たとてナーヤーエ わが親来ないナー 盆の味噌萩エ わしゃ親だ わしゃ親だ
  味噌萩ナーヤーエ 味噌萩盆のナー 盆の味噌萩エ わしゃ親だ わしゃ親だ

○とんと豆腐売りナーヤーエ 橋から落ちたナー あげて下んせエ 油売り 油売り
  下んせナーヤーエ 下んせあげてナー あげて下んせエ 油売り 油売り

○名所名所とナーヤーエ 十三名所ナー 出船入船エ そりゃ名所 そりゃ名所
  入船ナーヤーエ 入船出船ナー 出船入船エ そりゃ名所 そりゃ名所

○沖の黒いのはナーヤーエ 蟹田(かんだ)の嵐ナー 親父帆を捲けエ 舵も取れ 舵も取れ
  帆を捲けナーヤーエ 帆を捲け親父ナー 親父帆を捲けエ 舵も取れ 舵も取れ

○十三の水戸口にナーヤーエ 錠鍵あったらナー 可愛いあの船エ 出しめもの 出しめもの
  あの船ナーヤーエ あの船可愛いナー 可愛いあの船エ 出しめもの 出しめもの

○船は小さくともナーヤーエ 開口(かいのくち)ないどもナー 陸(おか)サ上がればエ 一の客 一の客
  上がればナーヤーエ 上がれば陸サナー 陸サ上がればエ 一の客 一の客

○盆と七月ぁナーヤーエ 一度にござるナー 小豆強飯エ 豆もやし 豆もやし
  強飯ナーヤーエ 強飯小豆ナー 小豆強飯エ 豆もやし 豆もやし